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州別の最低賃金マップ(2025年版)

連邦最低賃金は$7.25のまま。でも多くの州は独自に$15〜$17以上に引き上げています。

$7.25
連邦最低賃金(2009年から不変)
日本円で約1,100円(2025年)
$17.50
最高水準(ワシントン州)
連邦の約2.4倍
30州以上
連邦を上回る最低賃金
各州が独自に設定
$15
多くの大都市の目標水準
「$15 minimum wage」運動が浸透

州別最低賃金マップ

アメリカの最低賃金は連邦政府が定める下限($7.25)と、各州が独自に定める最低賃金の二層構造です。州の最低賃金が連邦より高い場合は州の水準が適用されます。

最低賃金が高い州(上位10州)

最低賃金(時給)備考
ワシントン州$17.50全米最高水準。毎年インフレ連動で改定
カリフォルニア$16.50ファストフード業種は$20(2024〜)
コネチカット$16.35段階的引き上げ中
ニュージャージー$15.49
マサチューセッツ$15.00
ニューヨーク$15.00〜$16.00ニューヨーク市は$16.00
コロラド$14.42インフレ連動
メイン$14.65
アリゾナ$14.35
オレゴン$14.20〜$15.45地域によって異なる

連邦最低賃金のままの州($7.25)

ジョージア・ワイオミングは法律上$5.15と定めていますが、連邦法が優先されるため実質は$7.25です。テキサス・フロリダなどの南部・中西部の多くの州は連邦水準のままです。

注:フロリダは2026年までに$15に引き上げる計画で段階的に上昇中です。

日本との比較

日本の2024年度最低賃金(全国加重平均)は時給1,054円(約$7.0)です。これは連邦最低賃金$7.25とほぼ同水準ですが、カリフォルニアやワシントン州と比べると半分以下です。

ただしアメリカの場合、医療保険・年金・交通費などが自己負担になるため、表面上の時給だけでは生活水準は比較できません。特に医療費は日本と比べて桁違いに高く、健康保険への加入が必須となります。

出典:U.S. Department of Labor — State Minimum Wage LawsTax Foundation

世界の視点:最低賃金世界トップ級のオーストラリア

日本との比較に加えて、世界最高水準の最低賃金国も見てみましょう。オーストラリアの最低賃金は2026年7月時点で時給26.44豪ドル(約18.2米ドル)で、アメリカの連邦最低賃金(7.25ドル)の実に2.5倍以上にのぼります。しかもこれとは別に、雇用主は給与の12%を退職年金(superannuation)として上乗せ拠出する義務があり、額面以上の実質的な待遇差があります。オーストラリアが高水準を維持できる背景には、資源国としての経済的余裕に加え、公正労働委員会(Fair Work Commission)が毎年インフレ率を踏まえて機械的に改定する仕組みがあり、政治的な駆け引きに左右されにくい点が挙げられます。

最低賃金(時給・米ドル換算)特徴
オーストラリア約$18.2年金12%上乗せは別途
オランダ約$17.2時給ベースで世界トップ級
アメリカ(連邦)$7.252009年から据え置き

出典:Rippling — Highest Minimum Wage in the World by Country (2026)