アメリカは銃社会。州によって実際どれ位の犠牲者数がいるのかをマップにしたものです。
これから訪れる・住む地域の危険性をよく確認しておきましょう。
州別・10万人あたりの銃死亡者数。これから訪れる・住む地域の危険性を確認しましょう。
アメリカは銃社会。州によって実際どれ位の犠牲者数がいるのかをマップにしたものです。
これから訪れる・住む地域の危険性をよく確認しておきましょう。
2024年の全米の銃関連死亡者数44,447人のうち、自殺が27,593人(約62%)を占め、殺人は15,364人(約35%)でした。ニュースで報じられる銃乱射事件のイメージが強いですが、統計上は「銃による自殺」が最大の死因区分になっている点は、日本にはあまり伝わっていない実態です。
全米平均は10万人あたり12.8人ですが、最も高いミシシッピ州(28.0人)と最も低いハワイ州(3.7人)の差は約8倍です。「アメリカ=銃社会」と一括りにするのではなく、渡航・赴任予定の州ごとの実情を把握することが実用的な安全対策になります。
日本では拳銃の所持がほぼ全面的に禁止されており、猟銃・空気銃も購入には技能講習の受講・実技試験(的中率95%以上)・家族への聞き取りを含む身辺調査・精神科医の診断書などが必要です。この結果、日本の銃による死者は年間一桁台(2019年は9人)にとどまり、人口10万人あたりの銃殺人率は0.005人程度と、アメリカのどの州と比べても桁違いに低い水準です。
人口10万人あたりの銃関連死亡者数(自殺・殺人・その他を含む総合値)の上位・下位5州です。
| 州 | 10万人あたり | 備考 |
|---|---|---|
| ミシシッピ | 28.0 | 全米最高水準。銃殺人率も上位 |
| ニューメキシコ | 26.6 | 銃殺人率も全米上位クラス |
| アラスカ | 24.4 | 銃自殺率が特に高い |
| アラバマ | 23.7 | 銃殺人率も上位クラス |
| ワイオミング | 23.4 | 銃自殺率が全米最高水準 |
| 州 | 10万人あたり | 備考 |
|---|---|---|
| ハワイ | 3.7 | 全米最低水準。銃規制が厳しい |
| マサチューセッツ | 3.8 | 銃規制が全米で最も厳しい州の一つ |
| ニュージャージー | 4.0 | 都市部中心だが治安は安定 |
| ニューヨーク | 4.4 | ニューヨーク市も含め比較的低水準 |
| ロードアイランド | 4.6 | 面積が小さく都市部の銃規制も厳格 |
大学院留学や駐在で赴任先を選べる場合、ハワイ・マサチューセッツ・ニュージャージー・ニューヨーク・ロードアイランドなどは銃関連死亡率が全米でも低水準です。都市部だから危険、地方だから安全、という単純な図式ではなく、州単位の統計をまず確認するのが実用的です。
アメリカでは護身のための銃所持が合法な州が多く、口論やトラブルの際に日本の感覚以上に距離を取ることが重要です。交通トラブルやクラクションの鳴らし合いなど、些細なきっかけが深刻化するケースも報告されています。
出典:Pew Research Center — What the data says about gun deaths in the U.S.(CDC 2024年データに基づく)
CDC統計ではミシシッピ・ニューメキシコ・アラスカ・アラバマ・ワイオミングが2024年の上位5州です。銃自殺と銃殺人の両方が含まれます。
アメリカの銃死亡率は日本の数十倍以上です。日本は銃規制が非常に厳しく、銃による死亡はほぼゼロに近い水準です。
銃死亡の半数以上は自殺で、犯罪被害の多くは面識のある者同士のトラブルが占めます。渡航・居住予定地の統計を事前に確認することが実用的な対策になります。